入院拾二日目。
症状にさほどの進捗もなく、退屈至極。と思っていたら…。
夕涼みに屋上に出ていて、ふと、虫の音と耳鳴りの区別が出来ないことに気付く。正しくは是に、エアコン室外機のハム音も含むが、これらの音一切合切が、"一括りの雑音"として認識されていた。何でこんな事にすら気付かなかったんだろう。
って。今まで、自分のことをそれなりに冷静に状況見てるなー、と思っては居たけれど、自身の身体の状況分析がこの程度しか出来てなかったって事。心底情けない。僕にとっては、自分を正しく把握できてなかったってのは、とんでもなくショックなことなんですよ…。
ちなみに虫の音については、30分ばかり、その場に居て音の認識の再定義をやってたら、不意に聞き分けが出来るようになりました。しっかし。もしかして、この先色々な音について"忘れてしまっている"ことが出来ていて再定義してやんなきゃならん事が待ってるのかしら。めんどくせー。
※フツーに聞こえている筈の左耳の処理系が、右耳の耳鳴り音?に対して何等かのフィルタリングやって有意の情報をカットしてたみたいです。聞き分けが出来るようになった瞬間から耳鳴り音が大きく感じるようになった辺りからの類推だけどさー。(この期に及んで自分の身体で実験するし…)
NHKスペシャルで「巨大旅客機誕生 〜大競争時代・そこに日本の技術あり〜」等というものをやっていた。
(再放映は9月13日(火)午前0:40〜1:32(12日(月)深夜)予定)
エアバスとボーイングの次世代機がどんなもんかってことと、日本企業はヒコーキそのものを作ってる訳じゃないけど、日本の技術がこんなにも貢献してますぜ、ってな内容。ボーイングの方は一応共同開発って事にはなってるけど、所詮は体の良い下請けだし。だもんで、写真やさんなんかは、あんま気に入らないような感じだったけど。もっとも「工具や治具の卸元相手に戦争やってた前科あるんだから、それに較べりゃ余程マシじゃん」と釘は刺した。こないだまでは汎用工作機械、どころかそれ以下すら作れなかったのが、特殊機能を持ったマザーマシンを、漸く競争相手両方に対して卸せるようになったんだから。(だから年寄り臭いんだよ…) それ以前の問題として、仮に国産で旅客機なり作るようになっても、MHIやFHIがメインでやるような奴なら乗りたくないです…。仮に運賃安くても。(KHIの場合には"男はカワサキ"とゆー言葉が出てくるのだけど、カワサキので逝けたら本望だろうとゆー趣旨が皆無ではないからなぁ…。マッハIIIとかの時代知ってると)
内容そのものは、知ってる話しか出てこないから(こちとらとしては全く)新味はなし。
Modern Battlefield Warplanes
航空ファンの書評に載っていたのを購入。タイトルを直訳すると「現代の野戦航空機」っとなるけれども、偽り無く戦場を直接支援する種の攻撃機ばかりが網羅されている。内訳は、AV−8ハリアー、AH−64アパッチ、AH−1コブラ、A−10サンダーボルトII、Ka−50/52ホーカム、Mi−24(35)ハインド、Su−25(28、39)フロッグフット。7機種のうち実に4機種が回転翼機つてのが時代っちゃ時代だけど、わざわざこの時代に技能抜きで用意される攻撃機ってのは、尋常じゃない破壊力を備えてるのも事実で、A−10にせよSu−25にせよ、日本人の(集団の)神経とか発想じゃ百年経っても作れそうにはないなぁと慨嘆したり。Ka−50は、空中プラットホームとしてはアパッチその他の米軍機(とゆーか最近欧州が開発したタイガー含めて)と、まるで次元が違うんじゃないかってのがスチール写真見ただけで納得出来てしまえたり。(何処ぞに転がってる映像見れば、成る程、唯一空中戦が出来るヘリだってのが納得出来ます)
ま、実売\3.5k(送料込)で、スチール、図、資料ともどれもそこそこなので買って損はしません。編集方針と対象読者がいまいちわからんのですが、まぁ、気にしたら負けとゆーことで。
・Missing 神隠しの物語(電撃文庫)甲田学人
・Missing #2 呪いの物語(電撃文庫)甲田学人
・Missing #3 首くくりの物語(電撃文庫)甲田学人
・Missing #4 首くくりの物語・完結編(電撃文庫)甲田学人
・Missing #5 目隠しの物語(電撃文庫)甲田学人
・Missing #6 合わせ鏡の物語(電撃文庫)甲田学人
・Missing #7 合わせ鏡の物語・完結編(電撃文庫)甲田学人
・Missing #8 生贄の物語(電撃文庫)甲田学人
・Missing #9 座敷童子の物語(電撃文庫)甲田学人
・Missing #10 続・座敷童の物語(電撃文庫)甲田学人
・Missing #11 座敷童の物語・完結編(電撃文庫)甲田学人
・Missing #12 神降ろしの物語(電撃文庫)甲田学人
・Missing #13 神降ろしの物語・完結編(電撃文庫)甲田学人
怪談物は入院中に読むもんじゃなかったよーなきもする。
話としては落ちるべき処に落ちた感じで妥当。バッドエンドが好きな訳じゃないけど、妥当性のないハッピーエンドよりはいいよって事で。
それはさておき、基本的に怪談とかは怖いものだとは思うんですが、僕自身、怖がり方がよーわからんのです。人間のが怖いし饅頭はもっと怖い。